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夏のオンライン勉強会を終えて

8月31日は、夏のオンライン勉強会2回目でした。

8月3日と、合わせて、3名の方にご参加いただき、

国試問題を題材に

業務への対応の仕方と試験が解ける程度の知識整理を行いました。


師業を通し

「教え方」「抑えるべきポイント」等

取り組み例は無数にありますし

教材もさまざまながら、一長一短ですが

「現場と結びつけて知識を整理し、現場に還元する」ことを目的に

国試を題材にするのは、やってみて良いと思いました。


その利点として

・国試を読んだ時に、学習者がつまづくかもしれないポイントに気づく。

→語彙の学習法について考えるきっかけとなる。

・国試から、病状等を理解し、整理できる。

・「現場と結びつける」という観点から「問いの切り口」が変わる。

→利用者さんの状況等を活用し、そこから掘り下げていく問いが生まれやすい。


日本語力として、N3等必要だと言われることがあります。

これに対し、私自身も色々行ったり来たり思い巡らし

いわゆるN 5-N4レベルの学生に教える機会を通じて、


現在の見解としてはN4程度の文構造の理解が最も重要であると思います。

シンプルな文構造ながら、ある程度のことを言い表せる表現を学びます。

それを組み合わせ複文にすることも、N4程度では弱いこともあります。

けれども、N4レベルの表現は、組み合わせて、色々と表現できるんです。

表現を組み合わせた、読解問題等作ると、意外に読み違いが起こることがあります。

N4レベルを十分に運用できる、つまり、土台があって、気持ちやニュアンス等を載せて、さらにN 3,N2へと発展していくと捉えています。

語彙については、地道にコツコツが必要でしょう。


そう思うと、国試の問題はN4レベルでは、難しく感じると思います(まずは語彙)が、

日本語の読解練習もかね、表現等をN4ベースに、「N4ではうまく表現できない、この表現が一番ピタッと当てはまるシチュエーション」があればその場で、新しい表現を学び足しながら、内容を学んでいけるかなと考えます。


学習者も教え手も限られた時間で、最大限の学びを手にしたい

すべきことをシンプルに、コツコツやるサポートとしての授業計画が必要だなぁと

改めて思いました。


そして、勉強会を企画して良かったこと

今回は皆で、症状や、対応の仕方を書き込むワークを取り入れましたが

自分では、抑えられないところを、すでに抑えてくださる人がいたり

「これ、こういう意味?わかりにくい」というところの理解を共に考えたり

そういう「人が集い、学ぶこと」の良さがあったこと。


昨年度は「合格ドリルを用いて、このページを活用し、教える時の教え方・内容を抑える」というのを一人一人、発表形式のようにしましたが、

これはゼミのような学び合いになるため、続ける難しさもあったので


今回のような「学びあい」スタイルが妥当なのだろうと好感触を得ました。


今年度のもう一つの試みは首都圏で行う対面型の「シキカイ」です。

この対面での学びをオンラインの学びと結びつけることも必要になるか、と考えています。


今年度は、オンライン勉強会は冬(1月下旬)を予定しています。

もしかすると「アキノカイ」(対面)はオンラインでも行うかもしれません。


学び方、内容は上記の通りですが、

興味がありましたら、ぜひご参加ください。










 
 
 

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